今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第4章 インテリアデザイン・プレゼンテーション編 > 17


◆時には企画型のプレゼンテーションが効果的 2



確かに、このような企画型のプレゼをするには、時間の余裕がないかもしれません。
正直いって、面倒かもしれません。

でも、考えてみて下さい。

クライアントが要求しているわけじゃありません。
あなた自らの自発的行為です。

別にプレゼの日時が決まっているわけではありませんし、時間の制限もないわけです。
提案しなければ、クライアントからクレームがあるという事でもありません。

要は仕事に余裕のあるときに、考えておけばいいのです。
思いついた時に、ちょこちょこアイデアスケッチで書きためておけば、
そんなに難しいことではないはずです。

そして、書きためたアイデアを新しいデザインとして、クライアントに企画として
提案してみる。これだけでも、クライアントのあなたに対する印象が違ってくるはずです。


これによって、クライアントが新しく出店の計画がある場合、


「そういえば、以前・・・・・・。」と、


あなたの企画したデザインのことを、思い出してくれるではないでしょうか?
そしたら、突然クライアントから連絡が入り


「以前の企画で、提案のあったデザインを、もう一度説明してくれないか。」


こんなことも出てきます。

あなたのデザインしたインテリアが、もう一件増える可能性が出てきます。
場合によっては、プレゼしたデザインで、すぐ決定ということも出てくるかもしれませんよ。


実はこれ、わたしの想像だけで言っているわけではありません。

実際に何度かクライアントから、この方法でデザインの依頼があったのです。
わたしは、最初から、これで仕事を取ろうとか他のデザイン事務所との競合を、
意識していたわけではありませんでした。

たまたま、依頼のあったクライアントの店舗を、何軒か見学する機会があって、
その時浮かんだアイデアを企画した結果が、デザインの依頼につながったのです。

ですから、クライアントにはこんな企画型の、プレゼも効果があるわけです。



ただ、気をつけたいのは、このクライアントにこの企画を提案するタイミング。
このタイミングを間違えると、逆効果になる恐れがあります。

それは、通常のプレゼが終了した時や、実際にインテリアの工事が進行中でない時が、
グッドタイミングです。

具体的には、


クライアントとの間で、現在進行中の
インテリアデザインのプロジェクトがないこと。


なぜかというと、進行中にこの提案を行うと、進行中のプロジェクトに影響が出てくる
可能性があるからです。




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クライアントには考えさせるな企画型のプレゼンテーション

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