今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ |
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< 第4章 インテリアデザイン・プレゼンテーション編 > 13◆クライアントには考えさせるな!選択してもらうこと! 1あなたが、苦労して考えたインテリアデザインを、実際に作り上げることが 出来るかどうかは、クライアントに行うプレゼンテーション(以下、プレゼと表記)に かかっています。 できれば、すんなりクライアントのOKをもらいたいもの。 でも、現実はそんなに、あまくありません。 あなたが、どんなに“いいデザイン”だと思っても、どんなに時間をかけたデザインでも、 クライアントが首を縦に振ってくれなくては、どうにもなりません。 プレゼに費やしたそれまでの苦労は、全て水の泡になってしまいます。 ではふだん、あなたは、どんな方法でプレゼをしていますか? 企画書、平面レイアウト、パースを用意して、デザインの趣旨を説明。 それとも、パワーポイントを使ってスライド方式で、ビジュアル的に見せる。 あるいは、CG(コンピューターグラフィック)で、アニメーションを作り、臨場感あふ れる方法。 様々なプレゼンテーションのやり方がありますが、 クライアントの特別な要望がない限りは、あなたの一番得意な方法で 行うのがベストです。 クライアントが、多くの店舗作りの実績があっても、初めて住宅のリフォームをする人でも、 基本的には素人です。 そんな人にも、わかりやすく平易な言葉で、デザインについて説明すべきです。 専門的な用語を、使ってしまっては逆効果です。正しいプレゼとはいえません。 あくまで、一般の人が、あなたの説明を聞いて、よく理解できることが前提です。 ところで、あなたはプレゼの時、いくつのプランをクライアントに提案していますか? 「いくつ?自分が考えたデザインには、自信があるから当然1つですよ。」 「これだけ時間をかけて、練り上げたデザインだから、1つで十分じゃない。 それに、これ以上のデザインは無いと思っている。」 そうですね。 自分のデザインに自信を持っていなければ、プレゼの成功も、おぼつきません。 別にわたしは、あなたを信用していないのではありません。 はたして、1つのプランだけで、クライアントがOKするかどうかなんです。 クライアントが納得できるかどうかなんです。 わかりやすく言うと、クライアントが迷わず、判断できるかどうかです。 確かに、1つのプランだけで、クライアントのOKがでる場合もありますが、 OKがでなかった場合は、改めてプレゼのやり直しとなってしまいます。 また、一からやり直しになってしまいます。 → 次へ |
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