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今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第4章 インテリアデザイン・プレゼンテーション編 > 10


◆店舗作りが経験豊富なクライアント 1



最後に「店舗作りが経験豊富なクライアント」の場合です。

このタイプのクライアントは、今まで多くの店舗を出店していますので、
店作りに対するコンセプトがしっかりしているのが普通です。

ですから、最初の打ち合わせでは、どんな、お店を望んでおれるのか、
だいたい見通しがつくと思います。
まずは、コンセプトで“ブレ”ない店作りを心がける事を優先しましょう。

また、店舗の具体的なデザインについても、ほぼ決まったデザインが1つか2つあり、
同じデザインの店舗を、出店する場合が多いものです。


つまり、マニュアルに沿ったデザインか、以前のお店の図面を参考にして、
同一のデザインのお店を作ればいいのです。
デザインは、特別考えなくてもいいのですから簡単です。

いやいや、ちょっと待ってください。

本当にそれでいいのでしょうか?
あなたは、どう思います?

わたしは、すごく疑問に思います。

確かに、従来のデザイン通りにお店を作れば、
クライアントからデザインに関するクレームが出てくる事もありません。

実施図面を書くにあたっても、効率的に短時間で仕上がるかもしれません。
平面プランを1度決めてしまえば、プレゼも必要なくなるかもしれません。

しかし、はたして、これで良いのでしょうか?

これでは、あなたがデザインする意味ありませんよね。誰がやっても同じ事です。
そんな仕事つまらなくありませんか?

はたして、やりがいがあるでしょうか?

わたしだったら、やりたくありません。

少しでもいいから、自分なりのオリジナリティーを、従来のデザインの中に
盛り込みたいと思います。
今までとは違ったデザインで、お店作りに参加したいと思います。

これって、わがままでしょうか?

デザイナーとして、ごく普通の感覚ですよね。

クライアントからすれば、従来のデザインであれば、お店のインテリアの
出来ばえを気にする必要もなく、マーケティングや開店準備に専念できます。
デザイナーには余計な事をしてほしくないと思うかもしれません。

たとえ、私達デザイナーが新しく別のデザインを、プレゼしても


「今までの我社の、店舗と同じデザインでいいよ。」


と、却下されるかもしれません。

せっかくプレゼしても、まったく無駄になるかもしれません。
しかし、ここで、あきらめてはいけませんよ。

一度でダメなら、もう一度。
二度やってダメなら、改めてもう一度、プレゼしてみてください。ネバリ強く。




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