今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第4章 インテリアデザイン・プレゼンテーション編 > 11


◆店舗作りが経験豊富なクライアント 2



このタイプのクライアントは、たびたびの新しいデザインのプレゼに、
首を縦に振ってくれないかもしれませんが、必ず、そのうち気持ちが
変わってくるものです。

なぜなら、クライアント自身も、いつまでも同じデザインで、お店を出店する事に対しては、
少なからず疑問を持っているからです。


もし、あなたが、このクライアントのお店を訪れるお客様だったらどうでしょう?

何年も、まったく変わらないデザインのお店で、ショッピングをしたり、
食事をしたいと思いますか?

リニュアルして、あなたを迎えてくれるお店のほうが、よくありませんか。
新鮮な感じがして、また、何度も通ってみようと思うかもしれません。

クライアントも、このように考えない事はありません。
たくさんのお客様に出店したお店に、足を運んでもらいたいものです。

とは言っても、クライアントにとっては、従来のデザインから、いきなり大きく変更するのも、
ためらいがあるのも事実です。
従来のデザインで、うまくお店が運営されている場合は、特にそうです。

でも、こんな時は、


従来のデザインを少し変えたデザインを、プレゼしてみるのがコツです。


従来とは、まるっきり変更するのが無理なら、従来のデザインのバリエーションを
考えてみるのです。

自動車でいうなら、モデルチェンジでなく、マイナーチェンジです。

従来のデザインを参考にしながら、あなたなりの工夫で少しずつデザインを変更して、
プレゼしてみてください。

最初はわずかでも、かまいません。
あなたが、従来よりも“いいデザイン”と思えるものを少しずつでいいですから。


そんなわずかなデザインの変更を、何度か繰り返していけば、どうなるでしょうか?

その内、すっかりあなたのオリジナルデザインに様変わりします。
これはクライアントを“だます”わけではありません。

“いいデザイン”に変わってくれば、クライアントだって喜ばないはずありませんから。
そうなれば、必ずあなたの熱意や努力を、認めてくれるはずです。




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