今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第4章 インテリアデザイン・プレゼンテーション編 > 8


◆店舗作りが手探り段階のクライアント 3



すると、わたしが体験した

“デザインがなかなか決まらない。”

ことが起こるわけです。

迷ったときは、ちょっとした助言なり、ヒントが役立ちますよね。


私達デザイナーは、時には、
アドバイザー的な役割も必要になってくるのです。


それなのに、わたしはその事に、全然気がつかなかったのです。
わたしは、ただクライアントの言われるままに、デザインを修正するだけで、
参考になりそうな意見やアドバイスを、提供していなかったのです。

クライアントも店舗を出店するからには、出来るだけ、いいデザインのお店を作りたい。
だから、いろいろ迷ってしまう。

何千万円もの投資をするわけですから、たくさんの人に来てもらいたい。
たくさん買ってほしい。そして、利益を出さなければならない。

クライアントが、これを第一に考えるのは当然のことです。
利益が出なければ、出店する意味がありません。
投資する意味もありません。

だから、なおさらお店のデザインを、


「一体どんなデザインのお店がいいのだろう?」と、


いろいろ迷ってしまうのです。

わたしが担当したクライアントは、このような迷いがあったのです。

キーワードは

“ 迷い ”


わたしが、クライアントの要望と思っていたものは、


実はクライアントの迷いだったのです。



クライアントの迷いを要望と勘違いして、言われるままにデザインを修正していたのです。
これでは、何度プレゼしても、クライアントの了解がでるわけありません。



では、具体的にはどのようなプレゼンテーションを、すべきだったのでしょうか?

それは、クライアントの迷いを解決するための、デザイン。

ただ単に、カッコいいお店をつくれば、いいわけではありません。
集客力のある店舗が必要なわけです。

多くのお客様を集客できれば、


・ 売り上げが上がることが、予想できます。
・ 十分な利益が出ることが、予想できます。
・ また、新しく出店して、事業を拡大することが出来ます。


これを実現するための店舗作りであり、デザインであるべきです。




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クライアントには考えさせるな企画型のプレゼンテーション

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