今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第3章 インテリアデザイン・プランニング編 > 14


◆4つの「〜になったつもり」その1・・・3



1つは、


少し時間を置いてデザインを見返してみる事。


デザインしている最中は、どうしてもデザインする事に、気持ちが入り込んでいますので、
客観的になれません。

しかし、一通りデザインが終了した翌日、あるいは翌々日ぐらいに、
もう一度改めてデザインを見直してみることです。

そうすると、その時とはまた違った、デザインが思いつく事もありますし、改善すべき所に
気が付くことがあります。

要は頭を少し冷やしてから、もう一度デザインを見つめ直すこと。
そして、別な形や材料の使い方がないか、他人の作品を見るのと同じ目で、
あなたのデザインを疑ってみる事です。



そして、もう1つは、


雑誌に掲載されているデザインと、あなたのデザインを比較してみること


も効果があります。

仮にあなたが、イタリアンレストランの店舗をデザインしていると仮定しましょう。

そしたら、雑誌の中から、イタリアンレストランの作品を、いくつかピックアップ
してください。
イタリアンレストランの特集号でもいいでしょう。

そしたら、その中で、あなたが“いいデザイン”と、思える作品と、あなたのデザインを
比べてみてください。

多分あなたのデザインには、まだまだ改善の余地がある事に気付くはずです。
そしたら、“すなお”にもう一度、その部分のデザインを考え直してみる。
これだけで良いのです。

でも勘違いしないで下さいね。

インテリアデザインは、いろいろなデザインがあるのが当然ですから、
雑誌の作品のいい所を、そのまま、あなたのデザインに取り入れてください。と、
言っているのではありませんから。

そんな事したら、あなたがデザインする意味ありません。
あくまで、あなたのデザインを客観的に見つめ直すための、
手段として利用させてもらうだけです。

このように、時々、第三者の「デザイナーになったつもり」の視点からデザインを
見直すことによって、あなたのデザインがレベルアップしてきます。

アイデアとイメージ主体のデザインから、本当に店舗として
“いいインテリアデザイン”となるはずです。

試しに、修正前のデザインと修正後のデザインを、見比べるとその差が
ハッキリとわかることでしょう。

もちろん、必ずしも手直しする必要はありませんが、あまり最初のデザインに、
こだわらないようにすることです。




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