今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第3章 インテリアデザイン・プランニング編 > 12



*実際にデザインを始める時は、最初にコンセプトでお店の方向性を決める事が
 重要です。
その次に考えるべき事が、


「デザイナーになったつもり」
「クライアントになったつもり」
「お客様になったつもり」
「従業員になったつもり」



この4つが大切になってきます。つまり、デザイナーの視点からばかりでなく、
この人達の立場になって考えてみるのです。
これによって、また違った視点でデザインを見直す事が出来ます。

それでは1つずつ、順番に進めていきます。

◆4つの「〜になったつもり」その1・・・1

「〜になったつもり」その1は、

「あなたが、デザイナーになったつもり」です。

「えっ、なったつもり?」

インテリアデザイナーはデザインする当事者ですから、「なったつもり」ではいけません。
この日本語の表現は間違っています。

いえいえ、そうではありません。
本当の意味は、時々、デザインする手を止めて、


第三者の立場から、あなたのデザインを見直してみる


という事です。

インテリアをデザインしている最中は、

どんな形にしようか?
どんな色彩にしようか?
どんな材料を使おうか?
どれだけの寸法にしようか?

いろいろ考えながら進めて行きますね。
これらは、全てあなたの判断で1つ1つ決まっていきます。

誰もあなたを助けてくれませんし、誰かの助言があったとしても、最後に決断するのは、
あなた自身です。

それで、あなたのデザインとして完成していくわけですが、ここで陥りがちなのが、
細かい部分だけに気をとられてインテリア全体でみたときに、
アンバランスになってしまう事がよくあります。

家具だけ、壁だけ、天井だけ、床だけ、ただその部分だけみると、
いいデザインになっているかもしれませんが、全体としてはどうでしょう。

どうしても、あなたのデザインに対する思い入れや、こだわりが強くなって必要以上に、
こった形になり思わぬコストがかかるデザインになったりします。


このような事は、多分わたしだけでなくデザイナーの皆さんが、
よく経験されるのではないでしょうか?




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第3章→  クライアントの要望施工現場のチェックプラスからマイナスに考えるクライアントは神様?
コンセプトについて|〜になったつもり・その1|その2その3その4忘却メモ

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