今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ |
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< 第3章 インテリアデザイン・プランニング編 > 5◆プラスからマイナスに考えるインテリアのデザインを始める時は、
に考える事が必要です。 “マイナスからプラスはダメ!”です。 「それ、一体何のこと?」 別に、なぞなぞをしているわけではありません。 最初デザインするときは、遠慮なくあなたのアイデアを、デザインに盛り込むことから、 始めるという事です。他の事は、とりあえず後回しにしても、 まず、この事が一番大切です。 まずは、クライアントの要望である、インテリアのイメージとか予算はひとまず、 別のところに置いておいて、あなたのイメージをたっぷり、膨らませてみる事です。 「だって、たった今、クライアントの要望をきちんと聞くべきって、言ったじゃない。」 「それに、施工現場の確認も必要だって。」 ええ、ごもっともな、ご意見です。 要するに、順番の問題。 あなたのイメージを膨らませるのが、1番目。 クライアントの要望を考えながら、それに近ずけていくのが、2番目。 そして、3番目が、現場の実測に基ずいたデザインの調整です。 この順番を間違えてはいけません。 最初は、思いっきりプラスの方法に針をふって、その次にクライアントの要望に 沿うように、無駄なところや予算を考えて、少しずつマイナスしていく事。 そして、現場でうまく納まるように調整することです。 最初から、クライアントの要望を最優先すると、いいデザインが出来ません。 あなたのオリジナリティーが発揮されません。 でも、誤解しないでくださいね。 最初にアイデアに制約をかけてしまうと、こじんまりとしたデザインしか出来ないという 意味ですから。けっしてクライアントの要望を、大切にしなくていいという 事ではありません。 あくまで、インテリアをデザインする時の順番です。 一番最初は、おもいっきりダイナミックに行きましょう。 余計なものは、後から削っていけばいいんです。 後から、削っても、最初に考えた、あなたのオリジナリティーは必ずデザインに 反映されて、残っているはずです。 よく、“取って付けた”ようなデザインって、耳にする事がありますが、 これは最初に与えられた条件を気にするあまり、制約された、こじんまりした デザインからスタートした場合によくあります。 巷で言われている建売住宅のようなイメージでスタートしたデザインが、 いきなりアイデアがふんだんに盛り込まれた、すばらしい住宅になりっこありません。 そんなことは全然無理な相談です。 スタートがデザイン性を考えられていない住宅では、せいぜいクロスを選びなおしたり、 家具をグレードアップさせるくらいが、限界になってしまいます。 それでは、いいインテリアデザインへの飛躍はありません。 クライアントも、そんなデザインを望んでいませんし、あなたがデザインする意味が ありませんね。 最初は必ず、あなたのアイデアを盛り込んだデザインから、スタートしましょう。 その後で、クライアントの予算や細かい要望に、対応すればいいのです。 結局、この方がクライントもあなたも、納得できるデザインに仕上がるのです。 うまく、伝わっていますか?
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