今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第3章 インテリアデザイン・プランニング編 > 24


◆忘却メモ 2



わかりやすく言うと、雑用の仕事は、全てこの忘却メモに書き込んで、
あなたの頭の中から、スッキリ消し去って、完全に忘れてしまう事です。

(だから、忘却メモ)

そして、その次に、書き出した事柄に一番急ぐものから、順番に番号を付けていきます。
これでもう完成です。


簡単すぎて、ガッカリしました?

あっけないくらい簡単な方法ですが、これが、すごく役立ちます。
このメモ1つで、デザインを考えている時に、他の事が頭をよぎらなくなります。


「あっ、あの仕事が残っていた。」
「この仕事もあったなあ。急がなくちゃ。」


こんな事、思いながらデザインしていたのでは能率も上がりませんし、
いいデザインもなかなか浮かんできません。

なんといっても良いのは、非常に頭の中がスッキリして、
デザインに集中できるようになります。

なにせ、雑用は全て、この忘却メモに書いてあるわけですから、
あなたが覚えている必要がないのです。

このメモに覚えておいてもらえばいいのです。
そして、時々このメモを見て、急ぐ事柄から順番に雑用をこなしていけばいいわけです。

そして、1つ終わるごとに、鉛筆で横線引いて、思いっきり消していきます。

実際これをやってみると、

「ああ、これだけの仕事を片ずけたんだなあ。」って、

結構、達成感を味わう事ができます。
ほんの小さな達成感ですが、励みにもなります。

デザインの仕事って、その日1日では終わりません。
だけど、このように一つ一つ仕事を片付いていくのが、目にみえてわかると、
ちょっぴり楽しくなります。

それに、雑用が1つか2つぐらいであれば、覚えておく事も可能ですが、
それが、数多くなってくると、必ず、その中の1つぐらい忘れてしまいます。
人間は、そんなにたくさんの事は覚えていられません。


「あっ、いけない忘れてた。デザイン中止。まず至急にこれを、かたずけなくちゃ。」


こんな事では、デザインするのに集中できない上、イライラしてしまいますし、
精神衛生上も良くありません。

わたしは、この忘却メモのおかげで、すごくデザインに専念できるようになりましたし、
あわてて仕事をする事も、ほとんどなくなりました。

今では  アイデアノート
      スケジュール帳+電話帳
      そして、忘却メモ

この3つだけで十分に仕事をこなしています。

ポイントは、


朝一番ということです。
急ぐ事柄から順番に、かたずけていくことです。


朝一番に10分だけ、雑用を全て書き出しておけば、その日1日スッキリした状態で
デザインができます。

一度お試しあれ。




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