今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第1章 インテリアデザイン・アイデア発想編 > 18


◆ある時、突然のヒラメキ! 2



ポイントは、数十分の短い時間を何度も使って、“ピカッ”が出てくるまで、
繰り返し、繰り返しやること。

“ピカッ”が出てこないのに、
何時間もデザインのことだけ考えるのは、時間の無駄になります。

“ピカッ”がない場合は、
気持ちを切り替えて、他の仕事をするほうがベストです。
そしてまた、時間をおいて数十分集中して考えることです。

大切なポイントなので、もう一度繰り返します。


数十分の短い時間を何度も使って考える。
そして、なかなか浮かばなかったら、
ある程度の時間をおいて、また考えるのです。


→ この、時間の間隔をおくことが大切です!


何故かというと、それは普段の眠っている能力を活用するためです。

「えっ? 眠っている能力?」

それは、人間の持っている無意識の力です。

突然、無意識の力だなんて言われて、戸惑ってしまいましたか?
それとも、なんだか、つかみどころが無くて、ちょっと不安でしょうか?


でも、考えてみてください。

なぜ、他の事を考えている時に、デザインについてのアイデアが
浮かんでくるのでしょうか?

不思議ではありませんか。

あなたも、普段なにげない時に、突然、今悩んでいることの解決策を思いついたり、
おもしろいアイデアが、浮かんだ経験があるはずです。

人間には無意識の中でも、今直面している問題や悩みを、解決しようという働きが
あるからです。何もその事を考えている時だけ、脳を使っているのではないのです。

まったく、別のことを考えているときでも、無意識の領域で脳は活動しています。
だから、デザインのことを考えていない時に“ふっ”と頭に浮かんだりするのです。

つまり、


考える時間の間隔をおく事によって、脳に勝手に考えてもらうのです。


何度も、こまぎれ時間を使っていれば、
それだけ脳が考えている時間が多くなるわけです。

わたしは、脳研究について特別熱心なわけではありませんし、ましてやオカルトなんて
興味ありません。
しかし、この無意識の力は、デザインする時にとても役立つのですから、
どんどん活用すべきだと思っています。


ですが、この方法でやれば、いつも100パーセント“ひらめき”が、あるとは限りません。
わたしも、そこまでは保障できません。
それに正直言って調子の波がありますので、常に“ピカッ”があるとは限りません。

最初は、あきらめそうに、なるかもしれません。
ひらめき、なんてと思うかもしれません。

現にわたしも、最初の頃はそうでした。
いつも、この方法で全てデザインを、こなしているわけではありません。

しかし、今では、10件のプロジェクトの内、9件ぐらいは、この“ピカッ”によって
インテリアデザインしています。




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第1章→  アイデアが浮かんだら即スケッチアレンジ発想法常識にとらわれないアイデアの組合せ
こまぎれ時間を活用しようある時、突然のヒラメキ

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