今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第1章 インテリアデザイン・アイデア発想編 > 15


◆こまぎれ時間をうまく活用しよう 2



「えっ。電車の中で?」
「通勤途中に、どうやってデザインするの?」

変でしょうか?
全然そんなことありませんよ。


なにも、デスクの前に座っている時だけに、限る必要ありません。
図面を書いている時だけが、デザインするための時間ではありません。
いつでもどこでも、自由に出来ます。会社にいなくても、デザインは出来るはずです。

電車の中で考えるのも、ほんの一例。

電車から、車外の景色を見ながら考えれば、会社にいるのとは、
また違った刺激があるかもしれません。ひょっとしたら、インテリアデザインのヒントになる広告や建物が、目に入ってくるかもしれません。

ところで、20〜30分という時間。これ、集中して物事考えるのに、
ちょうどいい時間なのです。人間は、ほんとうに集中できる時間って、限られています。

1つの事に、2時間も3時間も、集中出来るでしょうか?

とても無理です。
2時間もすれば、飽きてきますし、疲れてきます。
何時間も同じ事やっていると、時々、気分転換をしないと能率が悪くなってきます。

だから、数十分の間だけ、思いっきり集中して、デザインを考えてみることです。
何時間もかける必要ありません。


あなたのアイデアスケッチを元にして、考えられるだけの、いろんな形やイメージを
思いめぐらしてください。たくさん、脳で汗をかくようにしてください。

電車の中とか、散歩している時は、デスクの座っている時より、
ずっと、おもしろいアイデアやイメージが、浮かんでくると思いますよ。
人間は周りの環境が、少し変わっただけで、今までと違った発想が出来るものです。

アイデア豊かな人は、いつもデスクに、かじりついてばかり、いないはずです。
もし、あなたの周りにアイデア豊富な人がいたら、なにげなく観察してみてください。
きっと、参考になるはずです。

本で紹介される、建築家やインテリアデザイナーの人達の、例を読んでみると、


・ 布団の中で、うとうとしているとき
・ 仕事が一区切りついて、コーヒーブレイクしているとき
・ 仲間とデザインとは、まったく別の、話題を話しているとき
・ トイレで開放感?を味わっているとき
・ 家で、大好きな音楽を聞いているとき


こんな時に“ふっ”と、今までに考え付かなかったイメージが、思い浮かぶようです。
もちろん、デスクに座って、いろいろ考えていろ時にも、思い浮かぶ事はありますが、
それよりもリラックスした状態で、デザインとは別のことをしている時が多いようです。





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こまぎれ時間を活用しようある時、突然のヒラメキ

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