今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第1章 インテリアデザイン・アイデア発想編 > 9


◆常識にとらわれない 3



もう一度いいますが、

この時、気をつけるのことは、浮かんだアイデアは、
そのまま“すなお”に書くこと。


「こんな事、不可能だ。」とか、
「似たような、アイデアがあったなあ。」とか、


気にせず、書き進めること。
まずは、みんな書き出すこと。


これがポイントです。


そして、もう1つ大切なポイントは、アイデアの発想には、
波があることを知っておくべきです。


「 波?」


そう、波です。

つまり、いつもアイデアがスムーズには、浮かんで来ないということ。
調子のいいときもあれば、悪いときもあります。

私達の体調と同じように、気分がリラックスしている時やゆったり、くつろいでいる時に
浮かんでくる事が多いものです。

ですから、このことをあまり気にする必要がないということです。
調子がいいときは書けるだけ、書いてください。アイデアが出尽くすまで、
書き出してください。

それを、途中でやめてしまっては、せっかく今から生まれてくるであろう、
あなたのアイデアの卵を、みすみす放棄するようなものです。

“もったいない”ではありませんか。中には、もう二度と思いつかないアイデアも
あるかもしれません。

だから、気分が乗らないときは、1時間も2時間もかける必要ありません。
長時間考えても、アイデアが必ず思い浮かぶという保障もありません。そんな時は、
他の仕事に切り替えましょう。
そして、気分がのってきたら、改めてチャレンジしてください。


わたしの場合は、これをやり始めた頃は、やはり2週間ぐらいは、
なかなかアイデアがスムーズに浮かびませんでした。

考えれば考えるほど、頭の中に霧がかかったような感じで、
ちょっと苦労したのを覚えています。

ほんとうに、こんな事で発想豊かになるのか疑問に思っていました。
正直なところ途中で、やめようかと思ったりもしました。

しかし、2週間あたりから、徐々に・・・・。

そして、3週間を過ぎる頃からは、結構調子が出てきたのです。
毎日ではありませんが、次々とアイデアが浮かんでくるようになります。

(もちろん、個人差はあるでしょうけれど)

スケッチを書いている途中から、また別のアイデアが浮かんできて、
スケッチするのが、追いつかなくなるくらいになり、だんだん楽しくなってきました。

自分でも、これだけアイデアが浮かんでくるんだから、
“まんざら”でもないなあ。と、思ったのを覚えています。

一言でいうと、


“ ひらめき ”


が出てくるようになるのです。




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