今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第1章 インテリアデザイン・アイデア発想編 > 13


◆アイデアの組み合わせ 3



それは、


“アイデアをそのまま使わないこと”

つまり、コピーしないこと。


物事の上達は、まず、“まねる”ことから始まると言われますが、参考にする場合でも、
必ず、自分なりの工夫やアイデアを盛り込むこと。

もっと、分かりやすくいうと、


“自分だったらこうする”
“自分なりの工夫をしてみる”



これがないといけません。

でないと、あなた自身のオリジナルにはなりません。

必ず、あなたの自身の中で、かみくだいて消化した上で、あなたのデザインに
取り入れるべきです。そういう、自分なりのフィルターを通して、デザインするのが、
わたし達デザイナーのマナーでありエチケットです。

確かに、参考になるデザインから、コピーすれば時間もかかりませんし、
いいデザインが出来るかもしれません。

しかし、


自分なりのオリジナリティーを発揮するのが“デザインする”


ことです。

例えば、クライアントから、どこどこのデザインと同じにしてくれ、という要望が
あるかもしれません。

しかし、そんな時は、断固拒否してください。

(真正面から、断る必要はありませんよ。クライアントには、必ずあなたのアイデアを
盛り込んだものを、改めて提案するという意味です。誤解しないでくださいね。)

なぜなら、他人のデザインをそのまま、コピーするんだったら、
あなたでなくてもいいんですよ。誰がやっても同じ。
あなたが、デザインする意味がなくなってしまう。


実は、わたしにも今までに、何度かクライアントから、デザインのコピーの
依頼がありました。


「あそこのお店と同じデザインにしてくれるかな。」と。


ですが、自分のオリジナリティーだけは譲りませんでした。
必ず自分なりのアイデアをデザインに盛り込んで、クライアントに提案しました。

これは、100パーセント、自分のデザインを、押し通すということではありません。
デザイナーのわがままでもないと思っています。

クライアントと打ち合わせし、プランを検討しながら、クライアントが望んでいるものに
必ず、あなた自身のアイデアを盛り込んで、いいデザインを提供すること。

これを、考えながらデザインすべきです。




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