今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ |
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< 第5章 インテリアデザイン・施工編 > 6◆施工知識は大工さんから 1施工でわからなかったり、困ったことがあったらいい方法があります。 それは、現場の大工さんと仲良くなること。あなたと気の合う大工さんでいいのです。 その人が、大工の棟梁であれば、なおさら結構。 なぜかって? 大工さんは現場のことに精通している人が多いからです。 大工さんは、木材をいろいろ加工しながら、仕事をしています。 壁がなかったら、手すりは付けられません。 床が出来ていなかったら、フローリングは貼れません。 屋根組みが出来ていなかったら、天井作れません。 つまり、大工さんの仕事は、他の仕事と全てといっていいほど、関連があります。 他の仕事がうまくいっていないと、大工さんの仕事に影響が出てきます。 だから、必然的に大工さん以外の仕事にも、詳しい人が多いんです。 「大工さんの仕事じゃないのに、何でそこまで知ってんの?」と、 思う事がたびたびあります。 わたしが長年お付き合いしている、工務店の大工さんの棟梁も、その一人。 わたしが若い頃には、ずいぶんお世話になったものです。 最近、たびたび現場で会うようになってからは、 「あっ。また会いましたね。今度もよろしくお願いします。」 「こちらこそ。」 「ところで、図面のあそこのところ、うまく出来ますかね?」 「大丈夫、任せておいて!」 なんて、あいさつをかわすようになっています。 この大工さん、現場のことに関しては、メチャメチャ詳しい。 わたしが本で勉強したって、全然たちうちできません。いつも教えてもらうばっかり。 でも、ただ教えてもらうだけの一方通行はだめなんです。 大工さんだって、プライドあります。つまらない事聞いたら、 「そんな事、自分で調べて来い!」 「自分でデザインしてんだから、もっと勉強しなくっちゃ。」 なんて言われちゃいます。 教えてもらうには、コツがあるんです。 → 次へ |
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