今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 第2章 インテリアデザイン・アイデア貯蓄編 > 7


◆お気に入りのスクラップブック 2



このセンスを磨くことによって、その人だけのオリジナリティーが
生まれてくるのではないかと思っています。

ですから、有名な建築家やデザイナーの作品でも、あなたの心に訴えてこない作品は
スクラップしても意味がありません。

何故なら、あなた自身が、いいと思えないもの、好きだと思えないものは、
あなたのセンスアップにつながりにくいからです。

あなたが、インテリデザインを始めたのは、興味がもてるから、好きだから、
やってて楽しいからですよね。わざわざ、嫌いな事を選んで、自らやる人なんていません。

よく、SLや電車が大好きで、専門家顔負けなくらい、メチャクチャ詳しい子供がいます。
こんな子供は、別にSLや電車の事を、わざわざ覚えようとして
詳しくなったわけではありません。

見てて楽しいから、読んでて興味があるから自然と覚えてしまうわけです。


お気に入りスクラップブックもこれと同じ考えで、あなたの好きなデザインを、
知らないうちに、どんどん頭の中に植えつけて、蓄えてしまおうという事です。
そして、あなただけの独自のセンスを作り上げるのが目的です。


時々スクラップを見返しながら、

・ どうして、自分がおもしろいと思ったんだろう?
・ どうして、心ひかれるものが、あったんだろう?
・ こんなに“カッコよく”見えるのはどうしてだろう?
・ こんなに“センスよく”思えるのはどうしてだろう?

こう考えながら、見ていくと、新たな発見があるはずです。


このように、スクラップの目的は、アイデアスケッチと同じく、アイデアの発想のための
貯金の意味もありますが、

その他に


“あなただけのセンス、オリジナリティーを育てる”


インテリアデザインだけでなく、他のジャンルの資料も集めて

“インテリアだけでなく、もっと視野を広げるため”

にあるのです。


ただ、注意すべきなのは、


スクラップブックを作る時は、あんまり完璧を求めないことです。


よく新聞のスクラップをしている人で起こることは、全ての情報を、
完璧に整理しようとして、収拾がつかなくなる事です。

完璧を求めるあまり、スクラップの作業だけで、何時間もかかってしまい、
せっかくの情報を生かす、時間がなくなってしまうこと。
これでは、何のために作っているのか、わかりません。

スクラップする目的は、スクラップした情報で、仕事の効率を上げたり、
別の新しいものをクリエイトことです。スクラップすること自体が目的ではありません。

ですから「お気に入りスクラップ・ブック」は、アイデアスケッチと違って、
時間のあるときだけでいいですから、気軽に始めて下さい。




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第2章→  アイデアスケッチ1つ自分の得意ジャンルをもとうお気に入りのスクラップブック実際に体験するのが一番

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