今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ |
||||||||||||
< 第2章 インテリアデザイン・アイデア貯蓄編 > 2◆アイデアスケッチいつも、アイデアが次から次に出てくる。アイデアを出すなんて簡単、簡単。 こんな人がいたら、うらやましいですね。 もし、あなたの近くにこんな人がいたら、ぜひわたしに紹介してください。 (弟子入りいたいと思いますので。) でもやっぱり、アイデアをたくさん考えるのは難し〜い。 そこで、この章でのテーマは、アイデアを発想するのが、そんなに簡単でないなら 少しずつ蓄えてしまおう、です。 そう、お金を貯めるように、貯金するわけです。 アイデアスケッチについては、前にもお話しましたが、思いついたアイデアは 忘れないうちに、スケッチにしてどんどん書きとめておくことです。 書きとめたアイデアは、どんな小さくても、あなたの財産です。 ほら、思い出してください。 アレンジと組み合わせ。 この2つを使うだけで、1日に3つのアイデアでも、1ヶ月後には相当なアイデアが 生まれてきます。 ところで、 トーマス・エジソンって、ご存知ですよね。 発明王のエジソンのことです。 今、わたしのデスクに「エジソンの言葉」大和書房の本がありますが、 その中から、1つ紹介します。 『 目的をもって記録を取れ。 自分はメモ魔に徹したおかげで、命を救われたり 財産を築くことができた 』 エジソンは13才の頃から、手当たり次第に克明にメモするようになったそうです。 エジソンが書き残したメモは膨大な量にのぼり、 博物館や科学館に「エジソンコーナー」として、このメモが展示されているくらいです。 自分で不思議だと思った事や、おもしろいと思った事が書きとめてあるので、 エジソンの“興味のネタ”は尽きないわけです。 このメモを元にして、世の中に役立つものが出来ないか、もっと便利なものが 出来ないか、いろいろ考えて実験したそうです。 いろいろ考えてはメモして、実験してはメモして、これが全てエジソンの発想の 元になったのです。 私達が、日頃使っている白熱電球もエジソンの発明の1つ。 最初、この白熱電球の発光部分(フィラメント=光源)は、竹を細く加工したものが 使われていた事をご存知ですか? しかも、この竹は日本の京都の竹だったそうです。普通は考えませんね。 電球に竹を使う事なんて。 しかし、エジソンはそんな常識にとらわれない発想で、電気で光る電球を作り出したのです。
このメモが無かったら、たぶんエジソンの発明の数々は生まれてこなかったのです。 私達は、ずいぶんエジソンの発明の恩恵にあずかっているのです。 そして、この克明なメモは、裁判で「発明をまねされた」と訴えられた時に、 エジソンのオリジナルを証明する、重要な証拠にもなったのです。 このメモが、エジソンの発明だけでなく、生活を守ってくれたわけです。 このメモ、アイデアスケッチと共通していませんか? 別に、エジソンのような偉大な発明家を、目指すわけではありませんが、 アイデアスケッチは、デザインという仕事を助けてくれる、貴重なものになるはずです。 → 次へ |
|
|||||||||||
|