今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 序 章  インテリアデザイン講座 > 4


◆モチベーションについて 2

この選手の考えは、

「必ず金メダルを取らなくてはいけないから、練習しなければならない。」じゃなく、
「金メダルを取りたいから、練習する。」なんです。

わずかな言葉の違いですが、その意味はずいぶん違います。
これ、インテリアデザインの仕事に置き換えたら、こう考えられませんか?

「いいデザインを作らなければならないから、仕事をしなければならない。」じゃなく、
「いいデザインを作りたいから、仕事をする。」

になりませんか?


「〜しなければならない」じゃなくて「〜したいから」なんです。


自分の考え方を少し変えるだけで、もののとらえ方が、
ずいぶん変わってくると思いませんか?

他人から強制されたと考えるより、自分が、“〜したい”と考えて行動するほうが、
楽しいしやる気もでますね。

よく、

「あきらめないで成功するまで、粘り強く続けた人が勝利者」

なんて事よく言われます。

確かにそのとうりでしょう。でも、成功して勝利者になるまでは、
かなりの時間がかかるのも事実です。
成功するまで、ガンバリ続けるのも忍耐が必要ですし、何度か失敗もするでしょう。

途中であきらめそうになったり、落ち込んだりするかもしれません。あるいは、
自分の才能や、インテリアデザインという仕事に、疑問を持ってしまうかもしれません。

そんな時、この選手のように

“自分が将来こうありたいという姿を強くイメージする”

ようにしたら、どうでしょうか?


例えば、クライアントがあなたのインテリアデザインの出来ばえを見て

「とても、いいデザインだね。ご苦労さま。」
「3ヵ月後にも、新しいお店の出店予定があるから、またインテリアのデザイン
お願いするよ。」

なんて言われたらどうです。

あるいは、あなたのデザインしたお店に、たくさんのお客様が来店されて
連日満員御礼!
お客様の評判も上々で、

「すてきなお店ね!今度は友達も一緒に連れてくるわ。」
「この近くに住んでいるんだけど、これからも、ちょくちょく寄らせてもらうよ。」

なんて、耳にしたらどうです。

あなたがデザインした、かいがあります。次は今以上に、いいデザインにしようと
思います。ほんとうれしいものです。

確かに初めから、いいインテリアデザインを、作るのは難しいものです。
なかなか、思ったようにデザインできないかもしれませんし、何度も失敗もあるでしょう。
それに、いろいろな経験も必要ですし十分な知識も必要です。

けれど、最初からプロのインテリアデザイナーなんて一人もいないんですよ。
最初から、いいデザインを作れる人もいません。誰だって初めは初心者。


あなたの周りにいる先輩も、会社の上司も、あるいは有名インテリアデザイナーも、
みんなそうだったのです。

こう考えると、気持ちが楽になりませんか?

よ〜し、がんばれば自分でも、いいインテリアデザインが出来るんだと思えませんか?


最後はあなたの、気持ちの持ちようです。

インテリアデザインが好きかどうかです。

デザインしていて楽しいかどうかです。




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