今まで、誰も教えてくれなかった インテリアデザインのノウハウ

< 序 章  インテリアデザイン講座 > 3


◆モチベーションについて 1

人間、誰しもモチベーションが高く、やる気満々、絶好調なんていうのは
少ないと思います。
体調と同じで、調子のいいときもあれば、悪い時もあります。
気分がのらなくて、なかなか仕事が進まない事もよくあるものです。

インテリアをデザインするにしても、いいアイデアが次々に浮かんできて、
クライアントへのプレゼンテーションが一発でOK。その上、工事も順調で、
デザインの出来も最高!

なん〜て事は、そうそうあるものではありません。

たいていは、プレゼンテーションは、うまくいったけど工事はトラブル発生とか、
デザインが何度も変更になって、そのたびに図面の変更。

たびたび、こんな事があるとモチベーションを高く保つのは難しいものです。
なぜ、うまくいかないのか考え込んだりするかもしれません。

とはいえ、デザインする時はデザイナーのモチベーションによって、
かなりインテリアデザイン自体の、良し悪しがあるのも事実です。


でも、あなたはインテリアデザインのプロです。あるいはプロを目指しています。
モチベーションが低くても、クライアントに納得してもらえる、デザインを
心がけるべきです。


では、どうすれば、いいインテリアデザインを作るためのモチベーションを
保つ事が出来るのでしょうか?


わたしも実際のところ、普段はこんな事あまり考えません。
いや、ほとんど考えませんでした。

しかし、あるテレビ番組の対談に出演していた、オリンピック選手(金メダリスト)の話を
聞いた時に、この事を考えさせられました。


以下、その時の対談内容を、ご紹介します。

アナウンサー:『金メダルおめでとうございます。』

選    手 :『どうもありがとうございます。』

アナウンサー:『前回のオリンピックでは銀メダルだったので、くやしい思いを
           されたのではありませんか?
           今回はリベンジできたということですね。』

選    手 :『ええ、金メダルが取れて、ほんとによかったです。』

アナウンサー:『以前から金メダル候補として期待され、相当なプレシャーが
           あったのではありませんか?』

選    手 :『ええ、確かにプレシャーはありましたが、そんなに気に
           なりませんでした。』

アナウンサー:『そうですか。他の選手はプレシャーで実力をなかなか
           発揮出来ない事がよくある。と、聞きしますが?』

選    手 :『私はそんな時は、必ず自分が表彰台に上って、メダルを首に
          かけているのを想像するんです。そうすると、日頃のハードな練習や
          プレシャーも、あまり気にならなくなります。』

アナウンサー:『物事をポジティブに考えるという事ですね。』

選    手 :『ん〜、ポジティブというより、
          私が一番大事にしているのは、
          自分が将来こうありたいという姿を強くイメージする。

          そうすると、いい結果が出ますね。一種のイメージトレーニング
          でしょうか。
          だから、ほかの事は、あんまり考えないようにしています。』


正確ではありませんが、こんな内容の対談でした。

この対談の中で、わたしが心ひかれた言葉は、


“ 自分が将来こうありたいという姿を強くイメージする ”


この部分です。“なるほど”と思い、ついうなずいてしまいました。

確かに、自分がメダルを授与される姿を、想像すると楽しくなります。
がんばろうと思いますから。




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